北京ぶらり旅「紫禁城・故宮博物館」は外せない観光スポット

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

10回も北京に来ているのに実は紫禁城の中に入ったのはこれで2回目です。毎回ほぼ間違いなく天安門広場には来るのですが、紫禁城に入る気がしなかったのです。一度見たからいいかという思いと、混雑しててゆっくり見れないだろうという思い込みです。

ところが今回は北京に来る前に浅田次郎さんの「蒼穹の昴」を読んでいたので、紫禁城の中に入らずに入られません。珍妃の井戸も見ておきたかったし、九龍璧も外せません。以前に紫禁城に入ったときは中国に対する知識がほとんどなかったので、関心も薄かったのですが、いまは時代背景まで学んでいるので好奇心を抑えきれません。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

故宮博物院とは言っていますが、実際に博物館として見るべきものはほとんどありません。蒋介石が台湾に逃げるときに主要な宝物は全部台湾に持ち出したからです。なので博物館として見たい場合は台北の故宮博物院に行ってください。

ここは建物そのものが非常に貴重なもので、そして多くの歴史が詰まっている空間です。紫禁城の中を清末期の動乱を感じ取りながら歩くのが正しい鑑賞方法です。そのためには歴史を学ばなくてはいけませんが、知識の有無で見えてくるものが全く違いますので、最低でも「蒼穹の昴」は読んでおくことをオススメします。

今回驚いたのは西太后の部屋の質素さです。本当に小さな寝室が西太后の寝室でした。かってなイメージで大柄な人かと思っていたのですが、寝室の寝床を考えればかなり小柄な人だったのかもしれません。そしてこの部屋は浪費家という西太后のイメージとは全く結びつかない質素なものです。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

こういうのは実際に目にしてみないとわからないことですよね。写真で見て感じることと実際に現地に行って自分の目で見て感じることは違ってきます。紫禁城そのものも、初めて来たときの印象とは随分違った感じがします。

1回行ったぐらいでわかったつもりになってはいけませんね。何回も何回も足を運んで気付くことがあるということを今回学びました。また数年後、混雑していなさそうな平日の午前中にでも紫禁城を訪れたいと思います。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加


関連記事


海外旅行保険ページランキング(アクセス数)


おすすめ記事

新着投稿記事

  1. 薬を飲んでいる人の海外旅行保険の選び方
    海外旅行に行く際に、加入しておきたい海外旅行保険。万が一…
  2. 治療中の人が海外旅行保険に入るには
    保険に加入する時は、健康状態を告知するのが一般的です。も…
  3. 71歳でも大丈夫!海外旅行保険の入り方!
    71歳になる知人から「海外旅行保険に入れる保険会社はどこ…