71歳でも大丈夫!海外旅行保険の入り方!
71歳になる知人から「海外旅行保険に入れる保険会社はどこかある?」と先日相談を受けました。今回はそのことについて調べたことをまとめておこうと思います。
71歳といえば、2013年にポールマッカートニーが来日した時の年齢が71歳でした。多くの人にとって高齢になっても海外旅行は楽しみの1つですね。
海外旅行を考えている方の中には、
「自分自身は元気だけど、70歳を過ぎているので、海外旅行保険に加入できるのか?」とか
「数年前に手術をしたけど、海外旅行保険に加入できるのか?」
と保険に対して、不安に思う方も多くいらっしゃいます。
海外旅行保険は、医療費だけではなく携行品などのトラブルにも対応できるので、加入していきたいところです。
70代シニアの海外旅行保険の入り方
海外旅行保険に対する不安はご無用です。さきほどの71歳の知人も海外旅行保険に加入できる方法がありました。
以下の3つの方法から、ご自分に合った方法で加入してください。
方法その1 保険代理店に行って加入
海外旅行保険を取り扱っている代理店に出向いて加入する方法です。従来よりある、一般的な加入方法ですね。
代理店で加入する場合、被保険者の年齢条件を定めていない保険会社が多いです。ただ、70歳以上であれば、保険金額や保険期間の上限を設けているところもあります。
また持病があると多くの場合、審査が必要になります。
審査結果の結果次第では引き受けが可能な場合でも「保険金額を引き下げること」や「持病は補償しない」といった条件が付くこともあります。
また、審査には時間がかかることがあったり保険会社によっては加入を断られることもあるので、代理店での加入を検討するのであればスケジュール余裕を持って手続きをしましょう。
たとえば東京海上日動とAIU保険会社では、保険期間が31日までであれば持病があっても審査なしで加入できます。
東京海上日動火災保険会社
AIU保険会社
さらに割増保険料無しで、旅先での持病の悪化も補償されます。持病がある方はこの2社がオススメといえます。
方法その2 インターネットで加入(おそらくこれが一番お勧め)
パソコンやスマートフォンから加入する方法で、24時間いつでも加入できます。出発当日まで加入できる手軽さと代理店で加入するよりも保険料が割安なことから、非常に人気があります。
わざわざお店に行かなくても申し込みが出来て便利ですので、この方法が一番お勧めです。
一方で、手続きが簡単で割安な分、加入条件が厳しくて告知事項に1つでも該当すると加入できません。また、加入可能な年齢を満70歳未満と設定している場合が多いです。
71歳の方がインターネットで加入できる海外旅行保険は、
・損保ジャパン日本興亜の海外旅行保険「off!」 と
・ジェイアイ傷害火災保険の海外旅行保険「たびほ」
の2社に限られるようです。
この2社は、インターネット加入でも年齢制限をしていません。
ただ、持病があると損保ジャパン日本興亜での加入はできません。ジェイアイ傷害火災保険であれば、保険期間が31日までに限り持病があっても加入できますので、持病ありの方はジェイアイ傷害火災保険の「たびほ」が候補になるでしょう(ただし「たびほ」も旅先での持病の悪化は補償対象外ですので、旅先での体調悪化には注意が必要です)。
方法その3 クレジットカード付帯の海外旅行保険を利用
クレジットカードの中には、海外旅行保険が付帯されているものもあります。
クレジットカードに付帯された海外旅行保険は、対象のクレジットカードをお持ちであれば特に加入手続きはありません。年齢制限もないので71歳の方も大丈夫です。
ただし、保険期間は90日までで疾病死亡の補償は基本的にないのと、補償金額額が十分でないこともあるので注意が必要です。
クレジットカードによっては保険を利用条件として、「旅行代金をクレジットカードで支払う」ことを条件としているとこもあります。事前に確認してください。
ご自身がクレジットカードをお持ちでなくても、一緒に旅行へ行くご家族のクレジットカードで補償されることもありますので、ご家族に確認するといいですね。
最後に。海外旅行へ行く時の注意事項のまとめ
スケジュールには余裕をもってください。
普段元気な方でも、慣れない海外旅行ではいつもより疲れてしまいます。スケジュールには余裕をもってください。
バリアフリーツアーやシニア向けツアーに参加すると、休憩が多くゆったりとしたスケジュールで観光できます。
普段飲んでいる薬を忘れずに。
普段お薬を飲んでいる方は、忘れずに旅行先にも持って行きましょう。
念のため、旅行日数より多めに持っていくと安心ですね。
お薬と一緒に英語の薬剤証明書(お薬の内容を説明するもの。主治医に発行してもらえます。)や医師の診断書があれば、旅行先で体調が悪化した時も迅速に対応してもらえます。
提携の医療機関を調べておきましょう。
海外旅行保険に加入すると、保険会社と提携の医療機関を紹介してもらえます。事前に確認しましょう。
提携の医療機関では、現金不要で治療を受けられることもあります。
旅先で治療を受けたら、海外療養費制度を利用しましょう。
海外療養費制度は、日本の保険診療と同様の診療を海外で受けた場合、自己負担分を除いた治療費が払い戻される制度です。
保険金を受け取っていいても利用できる制度なので、もし旅先で治療を受けたら、ぜひ利用してください。