クリスマスシーズンのフィレンツェ
イタリアのルネサンス発祥の地フィレンツェはいつ訪れてもきれいですが、クリスマスシーズンのフィレンツェは古い建物とイルミネーションが相まってさらに美しくなります。
12月に入るとどこも急にイルミネーションが灯り始めます。
フィレンツェの観光のメインであるドゥオモの前に大きなツリーが設置されるのも12月の初めです。
街のいたる場所にクリスマスツリーが設置されますが、ドゥオモの前のツリーは街を代表するツリーです。
電飾とともに、フィレンツェのマークである赤い百合の飾りが吊るされるのも特徴です。
フィレンツェには数々の観光名所がありますがその多くにもイルミネーションが施されます。
宝石店街として世界でも有名なヴェッキオ橋もこの通り。人通りもいつもよりさらに多くなります。
そしてヴェッキオ橋自体もキャンバスにしてレオナルド・ダヴィンチの作品を映し出しています。
この季節になるとクリスマスプレゼントを購入する人たちも増えるので、ショッピングバッグを持って歩いている人もたくさんいます。
フィレンツェにはフェラガモの本店があるのですが、その前もこんな風にライトアップされてゴージャス感がさらに増していました。
フェラガモ本店のある通りはフィレンツェでもブランド店が並ぶ高級通りとして知られています。
高級店が入っているのはすべて昔ながらの古い石造りの建物の中。
そしてその中を馬車が颯爽と走っていく様はまるでおとぎ話の中のようです。
そんな古い街並みが魅力のフィレンツェですが、さすが21世紀と思わせるクリスマスツリーを発見しました。
こちらのツリーはヴェッキオ宮というところに設置されています。ヴェッキオ宮は観光名所でもありますが、今でも現役の市役所です。
その中にあるツリーの電飾は市民たちの自転車発電によってまかなっているようです。この写真を撮った後、数人の子供達が自転車をこいでいました。
古い中にも新しいものを取り入れていくのがフィレンツェの魅力の秘密。
キラキラのイルミネーションに飾られた街に古さと新しさの魅力をいっぱい感じました。