北京ぶらり旅「后海」を地元民のように散策する
北京に行くと1週間近く滞在することもあるので、毎日観光ばかりしていると、ちょっと疲れることがあります。そういうときは公園に行ったりして北京で暮らす人たちにまぎれてゆっくり時間を過ごすことしにしています。
南鑼鼓巷のすぐ近くに最高ののんびりスポットがあります。后海なのですが、北京をよく知っている人からは「そこ観光地!」って言われそうです。でも観光地ではありながら、ちょっと歩けばあっという間に地元密着なディープな世界がそこにあります。
観光地として人気があるのは前海と后海の南側だと思います。もちろんここも好きです。美味しい羊肉串を売っているお店もありますし、とにかく賑やかで夜になるとバーのネオンがあやしく光ってちょっと大人の世界に迷い込んだような気持ちになります。
一歩路地を入れば古い街並みが残っていますし、そこで暮らす人たちが野菜を買ったりするお店が並んでいたりもします。人力車による古同めぐりが有名です。いつも基本的に1人で行くので乗ったことないのですが、いつか乗ってみたい乗り物です。
さて、私なりの后海の楽しみ方は、お気に入りの1冊を手にして、后海の北側を散策します。朝早くもいいですが、私が好きな時間はお昼過ぎ。歩いては休憩して本を読みます。そんなこと日本でもできる?いえいえ北京でするからいいのですよ。
歩き疲れたら茶家傳でゆっくりお茶します。知らない間に移転してて少し焦りましたが、新店舗は以前の雰囲気よりもちょっぴり高級感のある建物ですが、親切なおばちゃんは健在です。ここのお茶は高級なものが多くて値段を見てちょっと焦りますが、これでもかとお菓子がついてきますし、2時間ぐらいのんびりできます。
2時間も茶家傳にいるとお腹がタプタプになります。お店を出たらまた散策ですね。夕暮れ時になったら西海に移動です。ここから見る夕日が好きなんです。観光客なんてほとんどいません。釣りをしているおじちゃんや、バーベキューをしている若者。そこには北京で暮らす人たちの日常があります。その姿と大陸に沈んでいく夕日がなんともいい感じなんですよね。
観光地ばかりではなくて、もっとディープに北京を感じたい人は后海の北側を散策していみましょう。