北京ぶらり旅「北京の原宿、南鑼鼓巷」に行ってきました
北京に来るのはこれで10回目になります。最初に来たのが2002年で会社の研修旅行でした。当時の中国は右肩上がりの成長期で、そこに暮らす人たちがパワフルでした。彼らの勢いに圧倒されつつも魅了され、気がつけばもう10回も北京に来てしまったわけです。
今回最初に訪れた場所は私が北京で一番好きな場所「南鑼鼓巷(ナンロウグゥシャン)」です。南鑼鼓巷は北京の原宿とも呼ばれる若者の街で、小さなお店が所狭しと並んでいます。特に何を買うわけでもないのですが、ここに来れば北京の若者たちの間でいま何が流行っているのかを知ることが出来ます。
とその前に腹ごしらえです。南鑼鼓巷に来た時に必ず行くお店が「面兑面」です。私は中国の麺が苦手なのですが、ここの麺は別です。スパイシーな汁なし麺と小皿の酢漬けキュウリがに缶ビールが私の定番。いまではこのお店の清潔感は北京でも珍しくありませんが、数年前は飛び抜けてオシャレできれいなお店でした。
メニューも写真付きであり、そこに食べたいものをチェックするシステムなので中国語を話せなくても心配いりません。問題は南鑼鼓巷の人気が上がるとともに、このお店の人気も高くなってきたので、最近では行列になることもしばしば。自分が気に入ってたお店が人気店になるのは嬉しくもあり悲しくもありです。
満腹になったら南鑼鼓巷へ移動です。休日のここはおそらく北京で一番混雑する場所です。前に進むこともなかなか出来ない状態なのに、実はそんな道が車も走る道だったりするのでこれがまた大変です。休日の竹下通りに車が入ってくるのをそのままイメージしてみてください。
なのでできることなら平日に来るほうがいいのですが、今回はスケジュールの都合もあり休日に来てしまい、ちょっとげんなりしています。でも、それも含めてここでは北京の今を知ることができる大切な場所です。人混みに疲れたらオシャレなカフェでゆっくりするのも楽しみのひとつです。
若者がターゲットの街ですが、実はここで買うおみやげだと喜んでくれる人がいます。中国土産というと怪しげなものというイメージを持つ人もいますが、ここで買えばお茶もかわいいパッケージに入っていますし、素敵な雑貨もたくさんあります。
南鑼鼓巷は日本人には馴染みがない街かもしれませんが、ぜひ来てみるといいですよ。いろんな意味で圧倒されますから。