台湾の医療費事情と海外旅行保険

台湾の医療費事情

台湾の医療は、非常に充実しています。
医療設備・技術も水準が高く、救急施設も整っております。日本語を話せる医師も少なくなく、特に台北市内・高雄市内の病院では、日本語を話せる医師が多いです。総合病院には「日本人特別外来」を設置している病院もあり、医療費は少々高くなりますが、受付から全て日本語で対応してもらえるので安心です。
また、台湾には全国民強制加入の「全民健康保険」があり、外国人であっても満6ヶ月以上滞在する場合は、加入する必要があります。健康保険に加入することで、医療費の自己負担が5?30%となります。
滞在期間が短い旅行者は、医療費が全額負担となりますが、台湾の医療費は安いため、それほど大きな負担にならない場合が多いです。

台湾と日本の医療費比較

台湾の医療費 日本の医療費目安
初診料 約2,500〜4,500円(公立)
約8,000〜32,000円(私立)
2,820円
救急車搬送費用 無料(公営)
※民営もあるが有料
無料
盲腸治療費 無料 約400,000円
(10割負担の場合)

※金額は、あくまで目安です。実際の金額とは異なる場合があります。

台湾旅行中の高額な医療費の事例

空港到着後に突然意識不明となる。くも膜下出血と診断され30日間入院・手術。家族が現地に駆けつける。医師・看護師が付き添い、日本へ医療搬送。

現地での治療費:4,648,287円(搬送費用等含む)

ベランダから落下。胸椎・腰椎他骨折、脊髄損傷の診断。214日間の入院および手術。看護師が付き添い医療搬送。

現地での治療費:4,563,950円(搬送費用含む)

台湾旅行における海外旅行保険の必要性

台湾は、医療技術も高く医療費も安い。言うことなしですね。軽い症状であれば、医療費が全額負担になっても、大きな出費にはなりません。

しかし、やはり海外に行くのであれば、最悪の事態も想定した方が良いでしょう。万が一、滞在中に重い病気・ケガになれば、医療費だけではなく、現地に家族が駆けつけるための費用や、日本へ医療搬送する費用がかかることもあります。多額の補償は必要なくても、やはり海外旅行保険は必要です。
クレジットカード付帯の海外旅行保険で十分だと思われるかもしれませんが、疾病による死亡の補償がなかったり、治療費用が200万円までと補償が少ないことも多いです。不足分を海外旅行保険のフリープランで補うなどして、補償を厚くし、万全の備えをして旅行に行くことをお勧めします。

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